金南珠老公
お互いを理解する
私は中国の二十代の青年である。三年前、大学に入って日本語の勉強を始めた。私自身の、小さい頃から今日までの日本に関する体験を踏まえて考えれば、日本青年の友達のことを何か分かるようになるかもしれない。
先日、本学の「上級日本語」の授業で「ステレオタイプ」という言葉を勉強した。「アメリカ人と言えば、皆さんは何をイメージしますか。」と先生は聞いた。背が高い、独立、ファッションなどとクラスの学生はそう答えた。「あるものに対する固定化されたイメージ、先入観、思い込み。それがテレオタイプです」と日本人の先生は言われた。
それでは、中国人が日本人に対して持つステレオタイプは何だろうか。大勢の中国人は小柄、腹黒い、頑固などの侮蔑語を思い浮かべる。私の中学時代や高校時代の友達の中で、日本と日本人について良い印象を持っている人はほとんどいない。私自身にしても、日本語を勉強する前は、日本人について何か悪いイメージを持っていた。
そう、これこそがステレオタイプだった。しかし、これは本物の日本人と同じだろうか。
答えはもちろんノーである。では、どうして一般的な中国人の目には、日本人がそのようなイメージに写るのであろうか。
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私の実体験を例に見れば、小さい頃からずっと抗日戦争を題材にしたドラマを見て育ってきたからだ。その題材のドラマでは、日本人は全員侵略者としての醜い顔つきだった。私が小学校三年生の時、「社会」と言う授業を通して、初めて教科書で「九・一八事変(満州事変)」、「七・七事変(盧溝橋事件)」、「南京大虐殺」などの歴史的事件を勉強した。望穿秋裤
ちなみに、歴史教科書について説明したい。中国の教科書は日本侵略の罪を拡大解釈することなく、ただ客観的に事件の背景や、経過、被害人数、歴史的影響などを展示している。教科書がわざと反日感情を鼓吹しているわけではないのだが、私たちは残酷な史実を見て、ショックでたまらないと日本に怒りを持っていた。それとは反対に、日本の教科書は抗日戦争について曖昧に記載していることを日本人の友達から聞いた。この点からだけでも歴史教育の差が簡単に見える。
それでは、マスコミはどうだろう。日本に関する中国の報道はほとんどマイナス面から
のものだ。日本での状況も同じなのであろうか。政治や歴史などの影響で、中国人の対日認識も、日本人の対中認識も、不完全なのは事実である。このように相手を理解するチャンスがない、そして相手を深く理解したくないなどの原因で、お互いに誤った認識が出てくると思う。
日本語の勉強が進んでいくに従って、私の日本人に対する印象は情熱的、真面目などに変更していた。日本に行ったことがある中国人は皆、日本はとても素晴らしい国だとか、日本人はすごいとかと言う。自国のあるネットフォーラムで、「中国人の日本人に対する印象」という話題を読んだが、躾がいい、団結心、慎み、勤勉などの言葉が多く出てくる。そうして見ると、日本をすこしでも理解した中国人は、日本人に良い印象を持っていくことがわかる。
だから、マスコミ報道や教科書の枠を超え、より本物の相手を理解することが必要だ。インターネットは一つの手段である。中国青年が日本のネットフォーラムやソーシャルネットワークのウェブサイトを使い、日本青年の友達を作って、中国を宣伝し、日本人への友好的メッセージが自国にフィードバックされることを呼びかける。同時に、日本
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青年もさまざまな手段を利用して、中国を理解し、中国のことを回りの人たちとシェアすることを期待している。
現在、日本の漫画やアニメ、ドラマは中国青年の間でとても人気がある。友達にAKB48のファンも何人もいる。ある程度、両国の青年たちは話が合うと言えるのではないか。もっと多くの青年文化交流会を行うほうがいいと思う。
akb48
最後に、中日関係がより友好的な環境になるよう、心から祈っている。
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