青春岁月
はじめに
3.問題についての改善策
本学の学生日本教育についての検討はまだまだ充分とは会話能力の重要性は繰り返し述べてきたが、どうすれば会言えない。とりわけ、学生たちの日本語能力の現状や目標など話能力が身に付くかは日本語教育者の研究課題である。日本語の実態を踏まえた上で、どういった日本語教育が行われるべき教師はどう教えるかだけではなく、学習者がどのように学習しかに関する実践的研究は常に怠ってはならないものである。
ているかを知る必要がある。
そこで、拙稿では本学の学生たちの日本語に関する意識を①実際の日本語による授業では会話を交わす機会が少な調査した結果に、言語習得過程の視点から、筆者のこれまでのい、聞き取りをし
日本語教育経験を踏まえながら、本学の学生の日本語教育にはていることが多く、そして、授業では教科書やプリント、どういった問題点があるか、それに対して、どのように工夫とビデオ、テープ、板書などの支援によって、会話の内容に関連改善がなされるべきかについて考察していくこととする。
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づけしやすし、理解しやすいと思う。
②二年生の会話教材と資料は、数はあまり多くありません1.学生たちの現状について1.1学習目標
が、授業の中で、
成人本科の学生たちは大体社会人学習者で、学習目標としそれぞれのテキストを使うことができる。毎授業の内容にては将来の就職のためのもの、すなわち仕事上での運用のため応じて、適切なテキストを選択する。これらのテキストの形式である。この目標を達成するためには、日本語の運用能力がなは、会話中心やタスク練習中心のものなどいろいろあり、社会けらばならない。つまり、コミュニケーション能力が重要になにおける言語使用を体験することと訓練が取り入れられていまる。
す。
コミュニケーション能力を学習者側からの観点から言う③会話の内容や話題にふさわしい語彙や表現を使うようにと、きれいな発音で、文法的に正しく、相手の言葉がわかり、指導する。ふさ
自分の言いたい事がまとめられ、場面に応じて適切に運用できわしい言葉を使っても、学生はより適切な表現に対する学ることと言えよう。
習意欲が高められる。みんな交流能力が向上してくると、教師1.2期末会話テスト成績の結果分析から
が場面や相手に応じて、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」など本学の日本語二年生、34名学生は今年の会話テストを受験を適切に使い分けられるように練習する。
した。同じ二年間日本語を勉強していた学生でも、日本語レベ④学校や教室だけが日本語を学ぶ場ではない。学生が教室ルが格差もあるし、個人によっても異なる。今回は口述試験を以外の場所で、
行い、成績は次の表のとおりである。
日本人の友達と交流し、パソコンで日本語ニュースやドラマなど資料を利用し、学び方を身につけさせることが重要と考える。
4. むすび
現在の成人本科の日本語教育においては、文法や文型がその中心に据えられることも少なくないが、文法や文型、あるい今度のテストは能力試験3級程度の難易度とした、その表には、語彙などは、すべてタスクに従属するものであると考え見ると、合格者は全部31名、91%に近い、不合格者は3名、9%でる。そのタスクが、どんな「場面」で、何を「話題」にし、どある。学生たちは学校で二年間日本語を学習して、週に8時間日のようなものであるのか、ということによって、そこで使用さ本語学習をしたとして計算すると、600時間以上は学習してきてれる言語がどのようなものであるのかが決
まってくるのではないるにも関わらず、みんなの日本語能力の現状も厳しいと言わいかということである。したがって、教師は学習者に対し、いざるを得ないという結論が出される。
きなり文法や文型を教えるのではなく、まずタスクを遂行させ、そのタスク遂行する際に必要となる文法や文型、あるい2.日本語教育の問題点について
口述試験の成績と実際の運用能力とは違う場合もある。では、語彙を教えるのがいいのではないかと思う。
は、試験を通じて、学生の会話能力の実態については把握する日本語のクラスを持つにあたって、教師は学生が何を学びことができる。程度の差こそあれ、みんな上手になりたいと思たがっていて、どこに目標を置いているか等を調べておき、そっている。つまり、どの学生も自分の会話能力に不満を持っての希望に沿うように授業を組立なければならない。
おり、上手になりたいと思っているようである。
本学の現状を踏まえると、日本語教育はますます重要にな二年生の中に「日本語でやる授業なら80%わかる」と思っる。それと同時に、教師は自分自身のレベルアップをはかりつた学生がいる。これは、「標準日本語」の授業は、日本語でもつ、成人学生の実態に合わせた授業の工夫を怠ってはならなほぼ理解できるが、日本語以外の授業、たとえば、「日本国家い。
概況」の授業は理解しにくいということを言っていた。
普通、成人学生たちは、暇な時間で勉強して、仕事からの【参考文献】
[1] 石田敏子著. 『日本語教授法』. 大修館書店, 1994.
圧力もある。学校あるいは教室を離れると、日本語で話しない[2] 高見澤孟著. 『新·はじめての日本語教育·2「日本語教授法入し、日本語を聞かないし、また日本語読解も読まない。このよ門」』. アスク, 2004.
うに日本語を使わない環境にあれば、母語に対する依頼が変わ[3] 小柳かおる著. 『日本語教師のための新しい言語習得概論』. スリらない限り、日本語が上達しにくいと思われる。また、成人学ーエー, 2004.
生はクラスメートの前で誤りを指摘されるなどの恥をかくこと[4] 田中望著. 『日本語教育の方法』. 大修館書店, 2000.
に対する不安もある。
成人本科の日本語会話教学の問題点と改善策についての研究
□ 楚    乔(大连教育学院, 辽宁  大连  116021)
【要旨】拙稿では本学日本語学部会話科目の教育現状と問題点およびその効果的改善策について考察した。まず、本学期期末会話テスト結果の分析をし、学生の日本語能力の実態の調査結果から、日本語会話教育に対し、彼らが求めるものがコミュニケーション能力の向上にあることを明確にした。その上で、日本語教師はどのようにして、学生のコミュニケーション能力を高めるのかという点に焦点を絞り、効果的な指導法について検討した。また、その改善方法についても言及した。
【キーワード】コミュニケーション能力;会話教育;言語環境;問題点;改善策